白い胡蝶蘭の花言葉と、贈る際の心遣い「純粋な願いを込めて」
開店祝い、昇進祝い、結婚祝い…人生の節目を彩るお祝いのシーンで、ひときわ目を引く存在、それが胡蝶蘭です。
その中でも、清らかで上品な美しさを放つ白い胡蝶蘭は、多くの方に選ばれ続けています。
しかし、この美しい白い胡蝶蘭には、どんな花言葉が込められているかご存じですか?
今回は、白い胡蝶蘭が持つ花言葉の奥深さと、大切な方へ贈る際に知っておきたいポイントを、プロの視点からご紹介します。
胡蝶蘭全体の「花言葉」から紐解く、白の魅力
胡蝶蘭は、その優雅な姿から「幸福を運んでくる」という素敵な花言葉を持っています。これは、花の形が蝶に似ていることから、蝶がひらひらと舞いながら幸せを運んでくる様子を連想させるためと言われています。
贈られる人も贈る人も幸せになる。
また、「純粋な愛」や「清純」といった花言葉も持ち合わせており、その美しさと品格が、様々な祝福のシーンにふさわしいとされています。
白い胡蝶蘭が持つ、特別な「花言葉」
胡蝶蘭全体の花言葉に加え、白い胡蝶蘭には、色ならではの特別な意味合いが込められています。
1. 「純粋」と「清純」
白という色は、何にも染まらない純粋さや清らかさを象徴します。そのため、白い胡蝶蘭は「純粋」や「清純」という花言葉を強く持ちます。結婚式のブーケや会場装飾にもよく用いられるのは、この純粋な意味合いが込められているからです。
2. 「尊敬」と「新たな始まり」
白は、尊敬や威厳を感じさせる色でもあります。ビジネスシーンでの昇進祝いや叙勲のお祝いなどに白い胡蝶蘭が選ばれるのは、贈る相手への深い尊敬の念や、新たな役職・地位での新たな始まりを祝う気持ちが込められているからです。
3. どんなシーンにも合う「万能さ」
上記の花言葉に加え、白い胡蝶蘭は、どんな空間にも馴染みやすく、他の色を邪魔しない万能さも持ち合わせています。そのため、迷ったら白を選ぶという方も少なくありません。贈る相手の好みや場所を選ばず、贈る側の心遣いをストレートに伝えることができる色と言えるでしょう。
白い胡蝶蘭を贈る際のエチケットとプロのアドバイス
白い胡蝶蘭が持つ花言葉を知った上で、実際に贈る際にはいくつか知っておきたいエチケットがあります。
1. 立札・メッセージカードを添える
お祝いの気持ちを伝えるために、立札やメッセージカードは必須です。特にビジネスシーンでは、誰から贈られたものか一目でわかるよう、送り主の会社名・役職名・氏名、そしてお祝いの言葉を記載するのが一般的です。
- 記載例(開店祝い):
- 祝御開店
- 〇〇株式会社 代表取締役 〇〇 〇〇
- 記載例(昇進祝い):
- 御祝
- 〇〇株式会社 一同
個人的な贈り物の場合でも、「お祝いの気持ち」や「〇〇さんの益々のご活躍を願って」といったメッセージを添えると、より心が伝わります。
2. 贈る時期と置き場所への配慮
白い胡蝶蘭は、お祝い事の当日の午前中に届くのが理想といわれています。
しかしながら、大きな開店や竣工式などのお祝いは、前日の午前中着がお勧めです。
これは、胡蝶蘭が何十と来る大きなお祝いの場合、事前に胡蝶蘭を並べる場所を特設します。
ですので、前日早目に届けて、頂いた方は前日のうちに、当日の開店や式に、来客の皆様に見てもらいやすいように並べておくのです。
また、開院の場合、開院当日よりも、事前に関係者にお披露目する「内覧会」を事前に設定する病院が多いです。
その場合、新規開院の病院にとっては、「内覧会」がお披露目の時ですので、「内覧会」の前日までに届くように送るのがいいでしょう。
近しい方には、「内覧会」がいつなのか確認して送るのがいいでしょう。
事前に贈る場合は、相手の都合を確認しましょう。また、贈られた胡蝶蘭は、適切な場所に置かれることで長く美しさを保ちます。
- 置き場所: 直射日光が当たらない明るい場所、エアコンの風が直接当たらない場所が適しています。
- 温度: 15℃~20℃程度の、人が快適に感じるよりやや低めの室温が理想です。開花している胡蝶蘭はやや低めの温度のほうが花がもちます。
贈る相手が胡蝶蘭の扱いに慣れていない場合は、簡単な育て方のメモを添えてあげると、さらに喜ばれるでしょう。
※頂いた胡蝶蘭を長持ちさせる方法と、終わった胡蝶蘭を咲かせる方法は違います。
終わった胡蝶蘭を育てるには、温度帯は20~30度。
春・秋にはよく陽に当て、液肥を月1度与えます。
頂いた胡蝶蘭に陽を当て、肥料を上げると開花が促進されるので花もちが短くなってしまうのです。
3. 相場と胡蝶蘭のグレード
白い胡蝶蘭の相場は、輪数や鉢の大きさによって大きく異なります。
- 小輪・ミディタイプ: 5,000円~16,000円程度(自宅用やちょっとしたお礼に・テーブルサイズなので置きやすい)
- 大輪3本立ち: 16,000円~30,000円程度(一般的なお祝いに最も人気・法人様用に最適)
- 大輪5本立ち以上: 40,000円~100,000円以上(特に盛大な開店祝いや就任祝いなど)
贈る相手との関係性や、お祝いの規模に合わせて選ぶのが適切です。見栄えだけでなく、花の輪の大きさや株の健康状態が良いものを選ぶこと。胡蝶蘭ギフト・通販で定評のある「胡蝶蘭の日本フラワー」での購入をおすすめします。
4. 立て札の注意点
胡蝶蘭に付ける立て札は、ビジネスシーンでは特に重要です。縦書きが一般的で、慶事の場合は「祝御開店」「祝御就任」「祝」などの頭書きを、その下に贈る方の氏名や会社名を記載します。
まとめ:白い胡蝶蘭に託す、あなたの「純粋な想い」
白い胡蝶蘭は、「幸福を運んでくる」という胡蝶蘭全体の花言葉に加え、「純粋」「清純」「尊敬」、そして「新たな始まり」といった、清らかながらも力強いメッセージを秘めています。
その普遍的な美しさと、どんなシーンにもマッチする万能さから、様々なお祝いの気持ちを託すのに最適な贈り物と言えるでしょう。
大切な方へ白い胡蝶蘭を贈る際は、ぜひその花言葉に込められた意味を理解し、心を込めて選んでみてください。きっと、あなたの純粋な想いが、美しく咲き誇る胡蝶蘭と共に、相手の心に届くはずです。
胡蝶蘭を通じて、素敵なコミュニケーションが生まれることを願っています。
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