秋冬に胡蝶蘭を頂いた時の管理方法|長持ちさせるためのポイント
胡蝶蘭は高級感があり、お祝いごとなどでいただく機会も多い花です。
特に秋から冬にかけての寒い季節は、気温や乾燥によって花が弱りやすい時期です。
適切に管理することで、美しい花を長く楽しむことができます。

1. 温度管理が最も重要
胡蝶蘭は暖かい環境を好む植物です。
理想的な室内温度は 15〜20℃前後。
最低でも10℃を下回らないようにすることが大切です。
- 夜間や早朝に冷え込む窓際は避け、部屋の内側に置く
- エアコンの風が直接当たらない場所に置く
これだけで花の持ちが大きく変わります。
2. 水やりは「控えめ」が基本
秋冬は生育がゆるやかになり、胡蝶蘭が吸収する水分量も少なくなります。
水の与えすぎは根腐れの原因になるため注意しましょう。
- 目安は 1か月に1回程度
- 鉢の中の水苔や bark が乾いてから、ぬるま湯で少量与える
- 鉢皿に水を溜めない
乾燥が気になるときは、霧吹きで株元や、周囲の空気に湿り気を与えると良いです。
3. 光の管理
光は、胡蝶蘭の開花を促進します。
胡蝶蘭の花を長く持たせるには、直接、日の光に当てないことが賢明です。
4. 室内の乾燥対策
冬は暖房の影響で空気が乾燥しがちです。
胡蝶蘭は比較的乾燥に強いですが、花弁がしおれたり縮れたりすることもあります。
- 加湿器を利用して湿度40〜60%を保つ
- 霧吹きで周囲の空気を潤す
乾燥しすぎない環境を意識しましょう。
5. 肥料は不要
花の咲いている胡蝶蘭に肥料は不要です。
肥料は開花を促進してしまいますので注意しましょう。
まとめ
秋冬の頂いた胡蝶蘭管理のポイント
- 室温は 15~20℃を維持し、10℃以下にしない
- 水やりは 月に1回、控えめに
- 胡蝶蘭の置く場所は、外の光が当たらないところ。
- 暖房による乾燥には 加湿器や霧吹きで対策
- 肥料は開花中は控える
これらを意識すれば、寒い季節でも胡蝶蘭を長く楽しむことができます。